失望
大喧嘩した家族とは何とか和解したと思ったのだが、誤解だったようだ。改めて今後のことについて話をして、お互いもっと話をしようという風にまとまった翌日のことである。
彼が10万円の給付書類を書くといって申込書を持ち歩き、なぜか病院にも持っていこうとするので、失くしてはいけないから家に置いてほしいと頼んだのだが聞き入れられない。自分で書いて出すからと言い張って書類を見せもしない。しつこく頼んでようやく書類を出してもらったが、たったそれだけのために口論してへとへとに疲れた。
世帯主の口座に振り込まれるとはいえ、家族一人につき10万円の給付のはずである。どういう書類なのか、記入にあたってややこしいことがないか、ちゃんと添付書類はあるか確認したいと思うのがそんなに変なことだろうか。改めてやっていきましょうという話をして、最初に取り掛かるには適切な題材だと思ったのだが、まるで話が無かったことになっているかのような反応に愕然としてしまった。話をすると約束してくれた気がしたが、夢だったのだろうか。無視したことを反省している、謝罪しますと言われたのは何だったのだろう。
正直このままではこちらの身が持たない。新型コロナウイルスに限らず、何かあった時に手助けするのも、あちらがあのような態度を続けるなら無理だ。何も話してくれないので只管こちらが困るばかりである。家族としての情けももう尽きてしまった。もう家を出るくらいしか思いつかない。