妙に料理がうまくできる日だった。雑に味付けした甘酢あん的な何かはそれらしい味に仕上がったし、炒り卵も水気でべちゃべちゃにならなかった。やはり豆腐をきちんと炒っておくのが大事なようだ。
更に、人参を千切り器でより細かくして混ぜ込んだところ、かなりいい感じになったので驚く。今までは包丁で切れるだけ細かく薄くするという力技でやっており、当然飽きて、野菜炒めみたいな大きさになっていたのだ。それが今回は食感からして違う。細かくなった分豆腐と卵に人参がよく混ざって、一体感がある。今までのは炒り卵というより「豆腐と卵と人参炒め」だったのかもしれない。人参を切る手間と千切り器に擦り付ける手間にそれほど差もないので、どしどし千切りにしていきたい。

これに気をよくして昼も何か自分にちゃんとしたものを作ろうとしたのだが、突然飽きた。リゾットにしようと鍋に入れた米に水を追加するのをやめた。忽ちのうちに鍋底に米がこびりつき、結局、こそげ取るのに時間を取られてしまった。醤油と卵を入れ、名状しがたい何かになったその米を昼食とする。それでもまあまあ美味しかったので、単に何でも美味く感じる日だったのかもしれない。